WordPress有料テーマTHE THOR(ザ・トール)を使った感想を詳しくお伝えします。
有料テーマを使うようになって7年以上、20を超える有料テーマを利用した経験から言えることがありますので、しっかり評価をお伝えしますね。
先に簡潔にお答えすると、客観的に見てかなり良いテーマだと言えます。
とはいえ、デメリットもありますので、その辺も解説しますね。
もし、購入するかどうかTHE THOR(ザ・トール)が気になっているようでしたら参考にしてみてください^^
WordPress日本語テーマのTHE THOR(ザ・トール)とは
THE THOR(ザ・トール)は、フィット株式会社が2018年から販売を始めたWordPress有料テーマです。
フィットさんは元々、WordPressの無料テーマ【LION MEDIA】と【LION BLOG】を提供しています。
このLIONシリーズのテーマは無料とは思えないほど洗練された良いテーマです。
そのフィットさんが満を持して開発した有料テーマが今回のTHE THOR(ザ・トール)。
ひと言で表すなら最強レベルのテーマ。
※ただ、最強と思った後に最新テーマSWELLが出てきましたので、最強と断言できない状況ですが(汗)
それでも最上位レベルであると言えます。
THE THOR(ザ・トール)はデザイン着せ替え機能もあり、サクッと簡単にプロ並みのサイトを作れてしまいます。
主なメリットとしては、
- サイトの表示速度が速い
- ランキングパーツをはじめ機能が充実
- 装飾しやすい
- SEO面は体感になるが良さそう
- 検索機能が付いているのはスゴイ!
ランキングパーツなどはテーマによっては有料でもショボいモノもあります。
その点もTHE THOR(ザ・トール)はしっかりしています。
ただ、機能が充実している点が逆にマイナスになることもあります。
そんなメリット・デメリットについて1つずつお伝えしますね♪
ちなみにテーマの名称THE THOR(ザ・トール)ですが、北欧神話に登場する神の名前THOR(トール)から名付けたようですよ^^
THE THOR(ザ・トール)のメリット(1)サイトの表示速度が速い
THE THOR(ザ・トール)のメリット(2)ランキングパーツをはじめ機能が充実
THE THOR(ザ・トール)のメリット(3)装飾しやすい
THE THOR(ザ・トール)のメリット(4)SEO面は体感になるが良さそう
THE THOR(ザ・トール)のメリット(5)検索機能が付いている
THE THOR(ザ・トール)のデメリット(1)カスタマイズ
THE THOR(ザ・トール)は他の有料テーマと比べて優位な点が多いですが、私が実際に利用して感じるデメリットもあります。
カスタマイズが1つのページにまとまっているのはいいですが、いかんせん、機能の項目が多すぎて混乱します。
初心者がこのカスタマイズを使いこなすには時間がかかりそうです。
例えば、ヘッダーをちょっと自分好みにしたいと思った時にどこに行けばいいのか?
THE THOR(ザ・トール)固有の設定メニューは13個あります。
ヘッダー周りを設定したいと思ったとします。
ヘッダー関係だろうと思う項目としては、
- 基本設定
- 共通エリア設定
- TOPページ設定
このあたりだろうと想像できます。
さて・・・どこにあるのか。
正解は③TOPページ設定
確かにヘッダー周りはTOPページだけ表示されるテーマが多いです。
そう考えるとTOPページ設定で問題ないと言えます。
ただ、似たような項目で「基本設定」「共通エリア設定」なども並んでいると、ん~という感じです。
私自身この辺に慣れるのに少し時間がかかりました(笑)
2014年からWordPressを使い倒している私でもそんな感じです。
もう1つ、デメリットと言えそうなのがサポートです。
THE THOR(ザ・トール)のデメリット(2)サポート
THE THOR(ザ・トール)はネット上でマニュアルサイトがあります。
↓こちらです。
>>https://thor-manual.fit-theme.com/
項目ごとに1つずつ解説していますのでパッと見は良さそうです。
ですが、実際に疑問を解消しようと思って説明文を見ると、「あれ・・?読んでも分からない(汗)」というのがあります。
「もう少し詳しく書いてくれないと・・・」というパターンが実はけっこうあるんです。
そしてマニュアルで分からない時、実はTHE THOR(ザ・トール)は【会員フォーラムサイト】もあります。
「それで文句言うのはおかしい!」と思うかもしれません。
確かに、マニュアルの他に会員フォーラムまであるなんて!
至れり尽くせりのような感じですが、実はこの【会員フォーラムサイト】も今のところ少し使いこなすのが難しそうです。
会員フォーラムは、販売者ではないテーマの利用者が有志で回答してくれるという仕組みです。
有志なので回答してくれる人には感謝するべきなのですが・・・
回答の内容が微妙な時があるので、疑問が解決できないままモンモンとする場合があります。
例えば私はサイトロゴの設定を実際に試してもうまくいかず、マニュアルを見なおしてその通りに設定して、それでもうまくいかなかったので会員フォーラムで同様のQ&Aを探しました。
そこで、質問者が「ロゴの推奨サイズはタテ×ヨコいくつですか?」という内容がありました。
その解答欄にあったのは、「カスタマイズ画面の記載にしたがって設定してください」というニュアンスの説明でした。
ちなみにカスタマイズ画面にタテ×ヨコの推奨サイズは書かれていません。
「ん・・・そこ見て試してダメだったからフォーラムに来たんだけど・・・」という感じです。
(いまだに謎です・笑)
もちろん場合によってスッキリ解決することもありますので、有効に利用できる面はあります。
デメリットを踏まえて
上記2つのデメリットをネチネチと書きました(笑)
ですが、この2つは実際のところ大きなマイナスだと感じるほどではありません。
なぜなら、1つ目は慣れの問題で、2つ目はたまにしか発生しないからです。
それを踏まえて、有り余るメリットがあるというのが率直な感想です。
THE THOR(ザ・トール)を使って不便に感じた点
- 装飾が簡単なようでちょっと手間がかかる
- トップのヘッダー周りがそれほど変化できない
これですね、もう贅沢な話かもしれないです。
デメリットとして挙げるには心苦しいのでここに補足程度に記載します。
ただ、たくさんの有料テーマを見てきて、さわってみて、私が基準にする水準というのを超えてくれないとちょっと寂しいんですよね。
他のテーマでどんどん進化しているものもあります。
まあ、最終的に、上記の点を差し引いても、別のところで便利な点がありますので、総合的にザ・トールをどう評価するかは利用者によって違うかもしれません。
THE THOR(ザ・トール)の総評
もしかしたら今後このTHE THOR(ザ・トール)を超えるテーマが出てくるかもしれません。
しかし、現時点ではほぼ必要な機能は詰め込んだ感のある最高傑作と言えるでしょう!
デザイン、操作性、機能性、内部SEOも、いずれも本当に素晴らしいです。
正直、DIVER(ダイバー)を超えるための戦略を立てて開発したような印象です。
DIVER(ダイバー)は今回のランキング2位の有料テーマで、私も思い入れのあるテーマです。
私は元々、DIVER最強と思ってDIVERを1年以上利用していましたが、THE THOR(ザ・トール)が発売されて「やられた」と思いました。
機能を整理して使いやすくし(カスタマイズを1か所)、機能自体もカユイところに手が届く充実ぶり。
そして特筆は絞り込み検索機能です。
まあ最低限の絞り込みですが、通常は高価な機能ですので、この料金でよく入れ込んだと思うほどです。
絞り込み検索機能をつけるWordPressテーマを見かけることが増えました。2018年当時の見解ですが、これはおそらく、Yahooのリスティング広告の審査が厳しくなった影響もあるからでしょう。Yahooは絞り込み検索ができるぐらいユーザーのためになるサイトでなければリスティング広告の審査を通過しなくなっています。
※2019年にYahooリスティング広告はアフィリエイト広告を禁止しました。
それから料金ですが、THE THOR(ザ・トール)はDIVERよりやや低めです。
似たような商品は料金も同等になるのは自然ですが、少しだけ低めに設定するあたりはDIVERつぶしかと思うぐらいです(笑)
そういう意味でずいぶん攻め込んできた印象です。
とはいえ、WordPressテーマを使う側とすれば、少しでも安くて機能が充実していて、使いやすくてカッコいいのが良いわけです。
はい。
コストパフォーマンスを含めたトータルバランスで、このTHE THOR(ザ・トール)は非常に魅力的だと言えます。